当番校挨拶
さて、このたび、令和8年11月4(水)、5日(木)の2日間の日程で、第64回全国大学保健管理研究集会を新潟市にて開催する運びとなりました。
全国大学保健管理研究集会は、全国の国・公・私立大学の保健管理施設で勤務する教職員が年に一回、一堂に会し、大学における保健管理に関する調査・研究成果を発表し、保健管理業務に役立つ研修や啓発を行っており、知見を深められる研究集会です。
テーマは、フィジカルヘルス、メンタルヘルスをはじめ、障がい者支援、学生支援、健康教育、予防医学、学生・教職員の安全衛生管理など、多岐にわたります。キャンパスにおける学生・教職員の健康の保持増進はもとより、ウェルネス向上のための最新の医学的知識の享受は、大学内にとどまらず全国民に寄与するものと信じ、広い医学領域における学術研究の発展を目指したいと考えています。
近年、医療・科学技術の発展、AI の普及、新たな感染症、度重なる災害など、大学を取り巻く環境の変化は、ますます速度を増しているといえます。このような中、学生・教職員が自らセルフマネジメントを行い、ヘルスリテラシーを高めることは、生涯健康で日々の社会活動を行う上で重要な要素であり、その結果、自己実現や社会貢献に繋がって欲しいと願っております。さらに大学が率先して取り組むべき「健康経営」にも必須であると考えます。
そこで今回は、「知識が拓く健康の新時代~大学とヘルスリテラシーの融合~」というテーマといたしました。
本集会では、大学保健管理の現状と課題を振り返りつつ、未来に向けた新たな取り組みや方向性について、様々な専門家の皆様と共に、議論を深めて参りたいと存じます。皆様方のご協力、ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
半世紀以上にわたる本研究集会ですが、新潟県での開催は初めてとなります。新潟県は言わずと知れた米どころであり、日本酒も美味しく、海の幸、山の幸も豊富です。また世界遺産の佐渡島の金山も魅力の一つです。お時間のある方は、これを機に、新潟の食や観光もお楽しみ頂けますと幸いです。是非とも全国から多数の皆様が新潟においで頂くことを心より願っております。
末筆ながら皆様のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
令和 7 年 9 月吉日
第 64 回全国大学保健管理研究集会
運営委員長 牛木 辰男
運営副委員長 染矢 俊幸
運営副委員長 黒田 毅